「高橋ボクシング」ボクシングは心。

野球、サッカー、テニス、バドミントン、陸上競技etc.他のスポーツに比べてもボクシングは難しいと思う。(あくまで僕の意見)
技術的に、精神的にはどのスポーツを極めていく上でも同じような流れや真理があるのだと思う。
ボクシングと他のスポーツとの違いは本能的動きが多い事ではないだろうか?
人間が人やモノを「殴る」という行為には普通、感情が入る。強く打とうと体には必要以上の大きな力が入る。
強く打とうとすればするだけフォームが崩れ、スピードが鈍り、モーションが出る。
会員を指導するとき、「強く打とうという欲を捨てて」とよく言う。
そして、もうひとつは「恐怖心」 選手や実践希望者は「殴られる事」また、キツさやプライドなどもプレッシャーとなり、「恐怖心」を増幅させる。
パンチが来たときに「目をつぶる」行為も本能だから当たり前。
減量中に「飲みたい」「食べたい」と思うのも本能だから当たり前。
「強く打とう」「怖い」「食べたい飲みたい」という本能的部分を理性で制御するところにボクシングの難しさがあるように思う。
いかに自分の心をコントロールする事ができるのか? フィットネス会員も選手を目指す者もチャンプを目指す者も課題は皆同じ。
以前に父兄の方から「精神論で強くなるのか?!」と言われた事がある。
「ボクシングは心です!」と言い返した。その気持ちは今も変わらない。
技術を追求している。だけど一番大切なのは「心」だという事を忘れない。
                              マサ