「高橋ボクシング」決めパンチと当てパンチ。

12月の全日本社会人選手権での直人の二戦目の相手(国体五位)のボクシングがずっと頭に引っかかっていました。
機能美も感じさせず、スピード感やパワーも感じないんだけど、今の直人にとって非常に嫌な相手でした。
なぜ嫌かというとパンチの引きが全く無い為にテンポが速く、尚かつ強く早く打たない為に最後までペース(スタミナ)が落ちないからでした。
僕のボクシングの基本パンチは「決めパンチ」です。綺麗に拳を返して体重を乗せます。これはあくまで基本です。
直人のボクシングは教科書どおりの綺麗なボクシング。逆に言えばそこが欠点とも言えます。
「決めパンチ」を決める為にも「当てパンチ」でペースを取ったり、ポイントを稼いだりする事が布石となります。
「決めパンチ」と「当てパンチ」はタイミングも違うので両方使えば相手にとっては反応しにくいパンチとなります。
しかし「当てパンチ」だけでは怖さがなく、決め手がないので、どこかで「決めパンチ」にひっくり返される可能性があります。(直人の逆転勝ちが良い例)
この「当てパンチ」を練習する中で副産物も生まれます。それは以前にも書いた「インパクト」や「スナップブロー」の練習が容易くできるという事です。
ノーモーションを覚え、インパクトも覚えて「決めパンチ」のレベルアップにもなる。そして「当てパンチボクシング」というアマチュア的な戦法をひとつの引出しに加える事によって「高橋ボクシング」に更なる深みが生まれそうです。(^_^)v         マサ
PS ちなみにこの「当てパンチ」は僕は以前からやっている事ではあります。自分の事ってなかなか自分じゃ気づけないもんです。(^_^;)