機が熟す。

先月の住直のW優勝にせよ、ジュニア大会の結果にせよ、豊国選手二人の結果にせよ、すべて「成功=情熱×能力×考え方」の法則が当てはまっていると思います。
でも種からいきなり花が咲かないように、物事には「時期」というモノがあります。
僕の経験からして、ボクシングを真剣に初めて約2年半~3年ぐらいが良い結果を出せる時期だと思っています。
中学や高校が3年間というのも、よく考えられています。(前にも言ったかな?)人の情熱や恋が冷める時期も丁度この頃のようです。
情熱が冷める時期と結果が出せる時期が近い事に不思議さを感じます。それは成功前の大きな難関であるかのようです。
この難関を越えられずに辞めてしまう選手達が今までにもどれ程いた事か。(今思えば僕自身もそうだった)
そこに壁があり、その壁を諦めずに乗り越える事が成功への道であるのでしょう。
それらの時期を越えたとき、「機が熟した」と言えるのだと思います。ジュニアや豊国選手の負けも、僕から言えば「まだ機が熟していない」だけの事です。
「成功=情熱×能力×考え方」のレベルを日々上げながら(ここが大切)根気強くその時期を待つ事。
僕はかなりの負けず嫌いです。今、選手らに結果を出させようと思えば違うやり方もできます。でも、それでは伸びしろのない選手を育ててしまいます。
どんな苦労や困難にも焦らず、腐らず、時期を待つ事。「機が熟した」ときの感動や成功は、それまでの苦労に比例しているのだから。    マサ