タイトル奪取。


メインの東洋タイトルマッチに挑んだ和田峰選手は実にクレーバーに戦った。身体能力では相手が上。普通に打ち合えば厳しい。意識的なうまいポジショニングで主導権を握り続ける。場内は両選手の高い集中力と強い思いに巻き込まれて息を呑んで観ている。そのボクシングを12ラウンド保つ事ができるのかと興味深く観ていたが、彼は12ラウンド最後まで集中しきった。そして際どい判定ながらも彼はベルトを腰に巻いた。際どい判定を自分のモノにする事程難しい。そこにはどちらがより勝ちを望んだのか、そして今までの苦労をどちらがより多く積んできたのかが現れる。人間力の勝負と言ってもいいと思う。

集中した素晴らしい戦いの末の勝利に涙が出る。会長やトレーナーらとの喜び合いにも感動。
直人、白石の目標でもあるプロのチャンピオンになる事へのやり方が間違っていない事も感じられたし、会場では様々な関係者とお会いして目標のプロ加盟にも現実味を帯びてきた感がありました。
また、タイトルマッチ前にリング上で元プロボクサーの坂本博之さんが養護施設支援のお願いや今度流れるテレビ放映のお知らせをしていました。
上下ウインドブレーカーという飾らぬ格好で非常に強く熱く語っていました。僕だったら自分の為にこんな言い方はできないと思います。子供達の為に。「人の為に」という思いが人をより強くするんだと感じ、帰りに選手らと募金箱に募金をして帰りました。
心、技術、将来、と非常に得るモノの多い試合観戦でした。連日の寝不足の中、体に鞭打って行った甲斐がありました。         マサ

おまけ。福岡時代に週5回は食べていた長浜ラーメン。水はなし!(笑)