「熱血指導」封印。

ジムを開いて約七年半の間、常に熱血指導をしてきました。
選手を叱り、励まし、ときには怒り、泣き、笑い、共に戦い感動してきました。
それが間違いであったとは思っていません。
しかし、ここ数か月の様々な経験や学びの中で僕ももう次のステージに入りかけている気がします。
血のたぎるような熱血では冷静な俯瞰の目を持ちにくい。
指導者として極力、感情を抑えて常に理性で物事を判断していくように心がけていこうと思います。
これが「指導とは」の今の僕の答えです。
自我欲を満たそうとする熱い思いが冷静な判断を狂わせ、僕のボクシングへのこだわりが逆に自分や選手らへの可能性にブレーキをかけているのではないかと思うようになっています。
もう少し肩の力を抜いてみよう。もっと心を楽にしてみよう。
ボクシングと同じで「心は熱く、頭はクールに」。
僕の本質は変わらない。熱血はいつでもできる。また、いつでも燃えられる。
ボクシングと同じでいつまでも同じ指導を繰り返したくはない。だから指導法の引出しを一つ増やしてみようと思う。
根底にあるモノは残しながらも常に新しい事への挑戦をしていきたい。
選手や会員の中にも僕の最近の変化に気づいている人もいるかもしれません。
寂しい気もしますがこれも向上だと思うので、とりあえず「熱血指導」を封印してみようと思います。 マサ