住吉の全日本選手権総評。


昨日PM11:00に住吉、銅メダルを首に帰ジム。(笑)

凄く緊張して一人で心細かった事、宿敵上林との間で生まれた関係、凄くよくしてくれた中国ブロックのメンバーの事、全日本の舞台の華やかさと凄さ、などいろんな話しを聞きながらビデオを皆で観てみる。
この大会に僕が同行しなかったのはジム経営の面もありますが、一番は住吉により大きな経験を積ませようという思いからでした。
僕が付いて行けば、中国ブロック(広島)のメンバーとここまで交わる事はなかっただろうし、本人が「この舞台を経験したら、他の舞台では緊張しませんよ。」と言うように今までで最高の緊張感を味わったようです。この経験も僕がいれば半減していたと思います。
ビデオを観ましたが残念ながら僕が今指導しているボクシングはあまりできていませんでした。準決勝のサウスポー対策は全然でした。ちなみにその相手が優勝しました。
付け焼き刃のボクシングではダメだと思い、これまでのボクシングで勝負したようですが腰を据えたプロ向きのボクシングでは日本アマチュアボクシングの最高峰には手が届かない事を痛感したようです。
僕の考える住吉の今大会出場は優勝を目指すモノではなく、来年、再来年への布石としての大会でした。そして全日本の舞台で今のボクシングや住吉の心の在り方が正しいのかどうかを判断する事もできるだろうと思っていました。
全日本選手権の出場選手の9割以上が関東、関西の大学生です。高校からボクシング推薦で大学に入ったエリート達が各々の故郷から予選を勝ち抜いて出場してきます。
いい組合せで運が良かった面もありますが、大学生以外は自衛隊ぐらいのもので、ただ一人「ボクシングジム」から出場し、初出場で三位入賞は本当に素晴らしい結果だと思います。
「フィットネスボクシングジムやろ~?」と会場では小馬鹿にした声も耳に入ったようですが、試合数も少ないし周りに全国区の強い選手もいない。だからよそ以上に考えて練習していく事や心を高めていく事が必要です。そんな地方の「フィットネスボクシングジム」からチャンピオンが出るってカッコいいと思います。(笑)
まだまだやり残した事があり、住吉に向上の余地は多く残っています。心にも技術的にも多くの課題が見えた大会ではありましたが、今回の結果が住吉の頑張りを表しているのだと思います。            マサ
PS 同行して頂いた山口県連の中村理事長、出場の手続き等をしてくれた県連の江藤さん、中国ブロックの松尾監督、出場選手の皆、そして応援してくださった多くの方々、ありがとうございました。