直人決勝戦試合内容。


昨日から練ってきた作戦に手応えはバッチリ!サウスポーとの戦いで一番大切な事が出来ている。直人独自のタイミングもある。

お父さん、お母さん、お兄ちゃんが見守る中、決勝のリングに向かう。
この大会に向けての福岡ジムや折尾ジムへの出稽古で多くの課題が見えていた。今年は指導しないという思いがあったがたまらず指示を出した。渦中の中で冷静に今の自分の状態を自覚する事は難しい。しかし大きな間違いはしていない。心は正しい方向に向かっていると思ったからこそ、ボクシング的な指導をした。
この試合に向けても、二人で話し合って作戦を立てた。僕の言いなりではないし、自分の考えだけでもない。「最後に決めるのはお前や」と付け加える。チームには監督、選手、サポート、応援、など役割分担がある。ひとりひとりの役割がうまく機能したときにこそ最高の力が出せる。その為には僕の言いなりではない「自力」を付ける必要があった。

結果は判定負け。予定通りの動きは出来ていた。右ストレートも多く当たった。だけど直人の体がうまく動かなかった。これも厳しく言えば日頃の練習が本番で出たという事。昨日が不戦勝で緊張感が増してしまったのか?考えれば敗因は幾つも考えられる。だけど敵は相手ではなくやはり己の中にいたという事。負ける事は誰でも嫌だし、負けたくはない。だけど負けから学ぶ事は非常に大きい。自分への課題が明確に確実に分かる。そしてこの失敗を糧に次に繋げる事ができる。今後の直人にご期待ください。    マサ