先を読む。

昨日は散髪しながら美容師さんといつものように話しをした。
美容師さんは現在、お店の従業員として働いているが後々は独立の道を考えているのだと言う。だから、よくそんな話しになる。
まだ従業員のうちは自分の将来だけを考えている人が多いのかもしれない。
だけど経営者になると自分の事だけではなくなる。僕で言えば、選手、会員、ジム自体、家族、または世の中の将来にさえ責任が生まれてくる。
考える事が幾つもあって、全てを同時進行していかなければいけない。
「今できる事」の延長線上に未来はあるけれど、今だけを見ずに未来を想定した「今できる事」をしていく必要がある。これもボクシングと同じ事だ。
門司ジムを始めた当初から支部の計画はあった。ボクシング技術や向上への強い情熱に自信があった。それを持って今与えられている試練と常に向き合ってきた。
「門司の町で経営がうまくできるなら何処ででもできるよ」と周りからよく言われていた。
どうやってもうまくいかないときも、発展、成功への道の中で、ここが踏ん張り時、「ここで強くなってる!」と捉え、門司で7年間必死に頑張った。
下関進出はそんな思いを積み上げてきての事だった。先を読んでいたからこそ頑張れたし、自分を信じてこれたのだと思う。
また今、先を読んでいる。3年後、5年後、10年後・・
ここ最近、常に先を読もうとする意識が必要だと感じている。その思いがあればピースは徐々に集まってきて、ぼんやりと姿が浮かんでくる。
自分本位ではない目標。「世の為、人の為に」という正しく明るくウキウキするような将来の目標を持つ事が僕にとっては一番のモチベーションなのかもしれない。      マサ