それぞれの資質。

高橋イズム

選手、会員、ジュニアを八年半指導してきた中で、近頃更に強く感じだしているものが、それぞれには違った資質や才能があるのだという事。
僕の資質や才能に合ったボクシングを選手らに教えても、なかなかうまくはいかない。あるレベルまではいくが、そこからがどうしても伸びにくい。
継続力、忍耐力、脚力、パンチ力、打たれ強さ、馬力、気迫、敏捷性、情熱、スピード、センス、頭の良さ、反応の速さ、など多種多様な資質や才能がある。
その資質や才能を正しく抜いて指導法や練習法を組み立てていく事が必要なのだと思う。
「掴んだ!これでいいんだ!」と同じ練習法や指導で皆が皆強くなるほど、今の僕にとっての「ボクシング」という課題は甘くはなようだ。
住直に関しても、いつも彼らが出来ない事に多く目がいっていたが、全日本選手権を控えた今は彼らの「今できる事」に目を向けるように心掛けている。
なぜできない?と思うよりも、できる事を探してみる。それは僕のボクシングの枠や常識を大きく広げなければならない事を意味する。
それが飛躍的な「向上」となるならば、それもありだと思う。
住吉の全日本対策もぼんやりと僕の中では見えてきている。全日本まであと一ヶ月半。住吉の特性を生かすべく来週からは更に強い負荷を掛けていく。
選手にも子供にも会員にもそれぞれの資質と才能がある。そこにいつも目を向けていきたいと思う。      マサ

  1. かみやん

    らーめん屋さんで、「その人が、そのボクシングや指導法を本当に求めているか?が大事だ」と話されたと思います。
    何度もブログを読み返しましただが、「その通りです」が感想です。
    私事ですが、最近、ボクシング版ドラえもんになりたいと思ってます。
    必要な時に、最高のアドバイスをスバっと言える人間になりたいです。
    ドラえもんはのび太が困った時に、最適な道具を出してくれます。
    海外に行きたいなら、タケコプターではなく、どこでもドアといった感じで、最適な道具です。
    のび太は間違った使い方をしますが、それを正しく使えるようにするのがトレーナーの仕事と思います。
    今まで、私との付き合いで、最適な"道具"を出せず、余計な事を言っていた過ちをお詫びします。

  2. 会長

    僕もドラえもんを目指し、努力を重ねました。そして今、自分自身がかなりドラえもんに近づいていると感じています。
    だけど、ドラえもんは「自分がいるせいで、のび太の依存心を煽り、一人で課題を乗り越える力を失わせているのではないか?」と悩む一話がありました。
    近年、僕にもそんな気持ちが常にあります。しかし結果は出したいという思いの狭間でいつも揺れています。
    真の指導者には、まだまだ遠いなといつも反省。

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