「強化走り込み」から学んだ事。

「強化走り込み」の6日間、僕も1日5キロ~8キロを毎日走った。初めは足が重たく弾まない。足首が硬くて力が抜けない感じ。
4日目におじさんが僕の前を走っていた。「よし!付いて行こう!」と思い、3キロほど付いて走った。若干、太ったおじさんは軽やかに走っている。キツそうな感じがしない。すぐに自分との違いに気づいた。
僕らのコースのゴール手前でおじさんは曲がっていった。「おじさん、ありがとう」と先導してくれたように感じた。
5日目、相変わらず足が重い。「レナード号」の調子も悪い。
最終日の夜。「レナード号」が動かなくなった。まずはいつもどおりに5キロを走る。今日はいつもと明らかに違う!足が軽くて弾む。足首が柔らかく力が抜けて足が回転していく。
「超回復」キター!!完全に体が変わった気がした。何事もやり始めが一番キツイ。心も体もいつかは慣れる。そして次の段階へと向上していく。
白石に「毎日キツイわ~。このキツさ、いつ取れるかの~?」と言っていたが、それが最終日に来た。
最終日は直人のラストランに伴走して更に5キロ走ったが、さほど疲れない。やはり体が変わった。体が変われば心も変わる。「もっと走ろう」「もっとスピードを上げてみよう」とアクティブになる。
人間の体って変わるな~と改めて思った。そしてボクサーはやっぱり走らないとダメだと強く思った。今後の住直への更なる走り込みを考えていく。
二人が目指す頂点に手が届くようになるには何が必要か?と、いつも考えている。特性を生かすことも、苦手な相手、苦手な動きやパンチの研究や向上はもちろん必要だ。
動きやパンチ、戦い方やリズム、タイミングや駆け引きなどは僕が教えられる分野。それだけで頂点にはいけない事をずっと感じていた。
よく世界チャンピオン達が言う「走る重要性」という分野に大きな可能性を見た気がした。
こんなに走ったのは現役以来やな~ (^^;) これからも定期的に走ろ。   マサ

「レナード号」は只今、矢野ホンダで入院中~(笑)