スパーリング大会。6


第六試合。一般の部一発目は「ガッツ大貴」VS「亀田つかさ」の勢いのある対戦。
思惑どおり、会場を一気にヒートアップさせる激戦となった。大貴は前大会で敢闘賞を受賞のガッツマン。その大貴を相手に一歩も引かずに打ち合う初出場のつかさ。2ラウンド目につかさの右フックがカウンターとなり、強烈なダウンを奪う。その後のダウンで試合をストップしたが、両者一歩も引かなかった故の結末であったのだと思う。ボクシングは相手との勝ち負けだけではないのだと示してくれた見応えのある素晴らしいファイトだった。

第七試合。「中川編集長」VS「マリノス大樹」の対戦。
互いにガードが高く堅実な二人だが、やはり本番ではひと味違った。勝つ為に危険を冒して手を出しながら前へと出ていた。まだキャリアの浅い大樹と、「まさか出場するとは!?」(笑)と驚かされた努力家中川の勇気を見た一戦だった。この試合も自分自身との戦いであったのだと思う。二人の勇気に拍手を送りたい。

第八試合。「戦う整備工、宮地」VS「ヒッキー疋田」二度目の対戦。
課題を克服すべく試合まで努力してきた二人の試合は前回の対戦より明らかに向上していた。2ラウンドに入り、疋田のガードが下がりだし二度のダウンを奪われるが最後までよく戦い抜いた。最年長者、疋田の頑張りに感動したという人もいたようだ。大きな上達を見せた宮地。負けず嫌いの二人の戦いはいつまで続くのか?自分自身への「挑戦」は日々続く。  
                    第九試合へとつづく。