「天才じゃなくても夢を掴める」~10の法則~

昨日あった「天才じゃなくても夢を掴める」~10の法則~ という番組をビデオに録って楽しみに観た。
プロゴルファーの石川遼やエジソン、坂本竜馬、盲目のピアニスト、キュリー親子、などの教育法や成功法則が脳科学の見地から紹介されていた。
僕もいつかは親になるだろう。そのときの為にも今から親としての勉強は必要だ。また、僕が指導する選手や会員達の為にも役に立つ情報が得られるのではないかという思いで、楽しみにしていた番組だった。
子供の教育法や才能の見つけ方など、幾つもの興味深い話しがあった。
今の僕の指導法と照らし合わせながら、じっくりと観た。僕が使う手法も幾つかあり、新しく学んだ部分も幾つかあったが、正直僕にって、この番組は期待していただけの価値がなかった。
一番の原因は「大きな夢」や「成功法」という部分に強くスポットが当たり過ぎていて「心の向上」という部分があまり取り上げられていなかったからだ。(全くではないが・・)
なぜ人は夢や成功を求めるのか?そこから何を学ぶのか?本当に誰でも夢は叶うのか?・・明確な答えがそこにはなかった。
この番組を観て安直な思いで大きな夢を子供に押し付ける「英才教育」を始める親がいるのではないかと少し心配にもなった。
僕は、人は人それぞれの器があり、人それぞれの課題を持って生まれてきているのだと思う。僕自身の経験からも、ジムの中でも、それは強く感じられる。
経営の話しにも「2、8の法則」というモノがある。それは情熱を持って自ら率先して動いていけるのは10人中2人ぐらいのモノだという意味だ。
人は生まれながらにして持ってくるモノ(資質や才能)は確かにある。環境や親、出逢いなんかも、偶然ではなく、導かれて、自ら選んで、その場所に生まれてきているように僕は感じている。
「大きな夢」や「成功」という物質的な価値観は、すべての人にとっての共通したテーマとは言えないと思う。
ちょっと話しがディープになり過ぎた。この辺でやめておこう。(汗)
やはり今、僕は物質的な「成功法則」よりも、もっと大切な「心」の方に気持ちが向いているようだ。    マサ