投げる。

高橋イズム

 年明けからボクシング的には住直をほとんど放ったらかしにしている。去年は僕への強い依存心をなくす為に「指導封印」を4ヶ月間したが、今年はどうするかと考えていた。


朝練で僕が話す事はボクシング以外の事がほとんど。


チラチラと住直の練習を見る。自分らで考えながら練習はしている。シーズン一発目の五月の実業団まで、あと3ヶ月。


そろそろ始動の頃かと思い、今日は住吉には「ヒット&ムーブ」の徹底。直人には「肩入れ」と「体作り」という課題を投げた。


問題があるとすれば、自分の課題が見えていないという事。課題(方向)がはっきりと見えれば、自分での頑張りようもある。


短い選手生活の中で、のんびりはできない。だからって選手らに教えまくるのは違うのだと思うようになってきた。


課題を投げる。注意もするし、指導もする。でも、やっぱり一番は自分で考えてやる事。その力が試合でも、今後の人生でも生きてくるはずだ。


課題を見つけて本人に投げる事が最近の僕のやり方だ。教え過ぎは「自立心」を奪う。だけど「ボクシング」でも「心」でも応用の利く人間になれるように基礎だけはしっかりと教えておきたいと思っている。


ボクシングの指導って子育てと同じなんだろうな。      マサ

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