創意工夫。

高橋イズム

今、住直に行っている「バンクダッシュ」も今日、試してみた「チューブダッシュ」も、「ボクシングフォーム」も、練習法も、すべてに大切にしているのは「創意工夫」する事。
「創意工夫」を辞書で引くと・・他のものまねではなく、新しく考え出した考え。とある。
だけど、その前に大切な事は「基礎」を学ぶ事や様々な考えや方法論を知る事ではないかと思う。
すでに在るモノを学ばないのは大きな時間のロスになる。
僕は選手らに対して「基礎」の重要性を説く。そして、いつも「基礎」のズレはないか?「基礎」の上に成り立った技術かどうかを考えながら選手らを見ている。
「基礎」を充分に学ばずに「オリジナル」を出してみても、土台の出来ていない場所に家を建てるのと同じで、いつか崩れるときが来る事を予感させるからだ。
僕はボクシングを始めてから3年間は自分の力だけでボクシングを追求してきた。ジムには教えてくれる人もトレーナーもいなかった。それでもビデオや本で研究し、創意工夫し、上達はした。
行き詰まった訳ではなかったが、それでも3年間で「基礎」がない事に対しての不安が募っていった。そして「基礎」を求めて上福した。「基礎」を習い、その上で更に「創意工夫」をした。今の僕から考えると、その行動に間違いはなかったと思う。
中には幼少期から基礎はなくても「創意工夫」をする子もいれば、しない子もいる。環境のせいもあるかもしれないが、これも持って生まれた一つの才能と言えるのかもしれない。
俗に言う「クリエイター」と呼ばれる人達は「創り出す人」の事で、誰でもなれる訳ではないから限られた人と言えるのだろう。
だけど、小さな「創意工夫」はやろうと思えば誰にでも出来る。
例えば料理なら、教わったり、料理本を読んだだけのモノではなく、そこに自らの創意工夫を凝らしてみる。失敗もするかもしれないが、徐々にオリジナルの深みある味になっていくのではないかと思う。
仕事に追われ、自分の時間がどうしても作れないという場合にも、効率の良さを求めて「創意工夫」を試してみるチャンスではないかと思う。
すでに在るモノに対しても「創意工夫」をする事で更にディティールを高め、「本当のオリジナル」を作る事に繋がるように僕は経験上から感じている。
そのとき大切にするのが、日頃から培ってきた、人としての「基礎」とも言える「信念」や「軸」。
「基礎」の無いただの思いつきは「アイディア」としてはディティールが低い。何事も論理的に考えて導き出していく方が良い結果を生むように思う。
選手や会員の皆さんにも、習った事だけをするのではなく、「基礎」を踏まえた上で、自ら「創意工夫」して練習する事を勧めたい。それが日常生活にでも仕事にでもきっと役にに立つはずだ。
そして「創意工夫」は前向きで、とても楽しい。        マサ

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