「努力に勝る天才なし」。

ジムでは、パンチの打ち方。リズム。ディフェンス。カウンター。駆け引き。フェイント。フットワーク。と技術的にも、いろんな事を指導してきた。
クオリティー高くボクシング技術を指導していく為には「攻撃」や「ディフェンス」を小分けにして行っていくスタイルをとってきた。
これらがある程度まで出来ている会員には、ここ数日、「繋がり」を指導してみようと試みている。
ある意味「センス」とも呼べる部分だが、その部分を努力で上げられる事を昨日、ジュニアの1人が証明してくれた。
攻防の繋がりやリズム感に改善の余地の多かった彼に「毎日ユーリを1時間観る事!」と課題を与えたのが年明けすぐ。
昨日、ヘッドスリップの実戦版を教えてからのミット打ちの際、「ユーリ!ユーリ!」と言う僕の声に反応して、彼の動きは、すごくユーリに似てきたのだ!嬉しくて僕の方が思わず興奮してしまった。(^_^;) 彼はキョトンとしていた・・(笑)
昔から「天才」や「センス」という言葉で全て片づけてしまう事が嫌だった。指導できない事や自分に出来ない事を諦め、誤魔化しているように感じるからだ。
その部分は最近、住直のボクシングに関しても感じ、先を見据えての注意を与えていた。
「努力に勝る天才なし」という思いで諦めずに指導していこうと改めて思えた一つの出来事だった。 マサ