明日は決勝戦。

門司フィットネス試合速報


全日本で二年連続3位の住吉にとって、この全日本実業団はもう試練とは言えないモノになってきている事は確かだ。
二年前にフェザー級で実業団と社会人での優勝を果たした直人の二階級上げたライトウェルター級での初挑戦は簡単ではない。
そんな「全日本実業団」の意味を何度か二人にも話した。
住吉には「勝ち方」。ただ勝てばいいという訳ではない。強引に行けば力で粉砕する事もできる。しかしそれでは全日本や国体といった場所で戦うトップクラスの選手らには通じない。
 
自ら流れを作り、うまく試合をコントロールして組み立てられる安定感と冷静さ。ムキになって力むし、相手をなめる癖もある住吉には何度も注意を与えてきている。
しかし今大会でその癖は出てはいない。逆に今日、引退を懸けて臨んだお父さんファイターとの一戦で何かを感じ、「人の為に」戦うという気持ちが強くなったようだ。これは「子供の為に」と戦ったお父さんファイターの気持ちが強く伝わってきたからではないかと思う。
まだまだ実業団で住吉が人として学ぶ事はあったという事だ。ボクサーとして生涯に何人のボクサーと戦う事だろう。戦う一人一人はまさに「運命の人」であり、勝ちであれ負けであれ多くの学びを与えてくれる「有難い課題」である事に間違いないようだ。
そして直人には「勝つ事」を課題に与えている。今の状況で「勝ち方」にこだわるのは、まだ無理がある。まずは勝つ事。そこを目指す中で勝つ因果も負ける因果も見つける事ができるだろう。本人は自我を捨て、勝つ為に一番効率の良い方法を「素直」に実行する事と勝利への「強い思い」を心掛けているようだ。
一回戦から戦いづらい選手。準決勝も苦手なファイタータイプ。そして決勝は今まで何度も勝負に勝ちながらも試合で負けてきたタイプ。楽な試合は一度もない。普通は「運がないな」と思うかもしれないが、本人は「鍛えられるので有難い」と高橋イズムがきちんと自分のモノになっている。
明日はいよいよ直人にとって試練の決勝戦。今までの自分を超えていく事ができるのかとても楽しみな一戦だ。
僕は縁起を担がない。担いでも負けるときは負けるし、担がなくても勝つときは勝つ。これを何度も経験してきたから担がなくなった。(笑) 信じられるのは自分が持った「能力」と、日々の「努力」「情熱」「考え方」で得られる「因果」でしかない事が分かったからだ。
住直共に、「全日本実業団選手権大会」に感謝し、対戦相手に敬意を払い、「今できる事」に集中し、「人の為に」そして「自分の為に」今までの自分を一つ超えてほしいと思う。
僕にもまた大きな学びと感動を与えてくれている「全日本実業団選手権大会」に感謝し、最後の最後まで「今できる事」を怠らない。
明日もチーム一丸となって全力で住直のW優勝を目指す!                 マサ

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