衰え。

今、住直が「左フック」の改善に取り組んでいるが、なるべくなら自分らの力で掴んでほしいと思う。だから親切丁寧に指導しないように心掛けるが、ついつい・・
その場合、「見せる」 これしかない。 ミットを持たせ、僕が左フックを打つ。「見る」+「感触」で感じ取ってほしい。
15年ほど前に買った「ボクシングは科学だ」というジョー小泉さんの著書でエディさんにしつこく右アッパーの教えを請う若かりしジョー小泉さんの話しを読んだ事がある。
エディさんはジョー小泉の手の平に右アッパーを打つ。ジムから帰る電車の中でも、ずっとその光景は続いたという。だけどエディさんは親切丁寧に教えはしない。そんな話しだったと記憶している。
要するに「ヒントはやる。だけど考えるのはお前だよ。」って事なんだろうと思う。そうしなければ本当に自分のモノにはならない事をエディさんは知っていたのだと思う。
今日は強化練習。住直、若貴に加えて下関ジムの熊井くんも参加。みんなにヒントを与えようと思い、ロープを飛んで少し動く。数ヶ月動いていないから体にキレがない。
直人がこっちを見ている。左フックのイメージをと思い、サンドバックに数発を打ち込んだ。イメージではスパーン!と打ち切れるはずだった・・左肩にメキッと嫌な感触が走った。(痛っ)
そーっとサンドバックから離れる。(泣)
完全にイメージと体が離れとる。こりゃいかんと思い、数ヶ月ぶりにジムが終わって、とりあえず2キロほど走った。
暖かくなってきたし、またちょこっと動いていこうかな~と思った。        マサ