根性。

高橋イズム

今週の「情熱大陸」はフランスで農家を営む男性の話しだった。彼の作るカブは「奇跡のカブ」と呼ばれ、三ツ星レストランのシェフ達から絶大な支持を受けるモノだった。
だけど生活にはけっして恵まれておらず、経営もここ数年でやっと軌道に乗ってきたという。奥さんからは「もっと稼いでほしいわ」と溢されている。(笑)
そんな彼の人生は波乱万丈、多くの経験(職種)と失敗の連続。そして、それらの経験を生かし、思考錯誤の末、遂にここまで来たという。
農作業は自分自身と向き合う時間が長い。そして「根性」とはピンチ(強い風)のときに頑張るだけでなく、日頃から、そのときの為に「地中深く」根を伸ばして準備をしておく事だと彼は語った。
「根を伸ばす」(根性)を僕の言葉で言うなら「今できる事」。農作業は自分と向き合う時間が長いと言うが、ボクシングも負けないぞと思った。更に指導は多くの人を通じて自分を見つめる事にもなる。
増収を考え、農地を広げる事も可能だが、そうすると今のクオリティーを保つ事はできない。今のままシェフらとの深い関係を保ちたいと彼は言う。
だけど、妻も娘もいる。何よりもっと多くの人に自分の野菜を味わってほしい。と農地を少し増やしたところで番組は終わった。
僕も門司ジム一本から下関に支店を出すときに一番気をつけたのはそこだった。いかにクオリティーを落さないか。そこが勝負だと思った。
僕も「選手らの為に、家族の為に、ジムの将来の為に、そして僕のボクシングをもっと多くの人達に味わってほしい」という「人の為に」という思いを忘れない事を心に誓ってジムを広げた。
「理想と現実」の狭間で揺れ動く男の生き様は楽しくも厳しい。
どんなピンチも乗り越え、どんなチャンスが来てもモノにできるようにする為にも日々、根を伸ばしていくという「根性」は欠かせない。       マサ

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