インターハイ福岡県予選、準決勝まであと2日。

 
今日は県大会の準決勝と決勝を今度の土日に控えた啓助と喬之の試合前、僕が見られる最後の練習だった。
啓助の準決勝の相手は東福岡高校のサウスポーの三年生。ビデオを観る限り、楽な相手じゃない。負ければ、これが最後の試合になる三年生の気合いにも要注意だ。
先生(監督)もジムに来て最後の作戦会議をした。サウスポーに対する攻略法はある。だけど、まだそれが今の啓助にできるかどうかは分からない。今日が最後としてサウスポーの喬之と若を相手に2ラウンドづつのスパーリングをおこなった。
準決勝はシードで試合の無い喬之からも啓助を勝たせたいというキャプテンとしての思いが強く感じられる。本人も気合いは十分。若に対して、今までで一番良いスパー(気合い)を見せた。
「完璧」は求めてはいない。最後の試合となるかもしれない三年生を相手に二年生の啓助が、その気持ちに負けない事と「今できる事」をどこまでやれるかが勝負を決めるだろう。
勝負はやってみなければ分からない不安定なモノだ。ジャンケンのような嚙み合わせもある。だから、信じるのは今まで自分がやってきた事(努力)と支えてくれた人達への思いしかない。
大きなプレッシャーや不安もある事だろう。だけど「今できる事」をおこなった上でなら、リングに上がる前には、きっと「なるようになるさ」と開き直れる。
啓助、準決勝のゴングまで、あと2日。今が多くを学ぶとき。           マサ