努力。

「練習は嘘をつかない」とよく言われる言葉。高校の三年生最後のインターハイ福岡県予選をずっと見てきて、本当にそうだと思える。
僕から見て、才能に恵まれていない子でも惜しまぬ努力をしてきたであろう子は県大会や最後の九州大会などで、非常に大きな感動や成果を得る事になる。
それ以外にでも、そんな経験を多く見てきたし、僕自身も何度も体験してきた。
確かに努力がすぐに報われない場合もある。思ったような成果があげられない場合もあるだろう。それでも積んできた努力が無駄になる事はないのだと思う。
僕はチャンピオンを目指してボクシングをしてきたが、考え方(心)の未熟さで大きな失敗をし、選手としての道を閉ざされた。これも自分本位にやってきた「因果」であったのだと納得している。
それでも、そこまでにやってきたボクシング技術や戦術の追求(努力)や経験が指導者となってから大きく役立っている事に間違いはない。
間違った考え方や言動をとれば、その「因果」で求める成果はあげられない。それでも積んできた努力はいつか、それも「因果」として自分自身に返ってくる。
短期的にを見れば、「努力したのに・・」と思う事もあるだろう。だけど長期的に見たときに「努力は嘘をつかないな」と思える日がきっと来るのだと僕は考える。
だから、すぐに成果が出せなくても、心を正す事を忘れずに1年後、3年後、10年後といつか必ず努力は報われるのだと信じ、挫けず、諦めずに努力を継続していく覚悟がある。
「不安」や「心配」を抱く人も多いであろう昨今、どんな形であれ、「努力は報われる」という「因果の法則」を信じ、弛まぬ努力を継続していく事が一番の「安心」となるのではないかと思う。
「安心」する為にも日々の努力は欠かせない・・たまにサボって息抜きもするけど・・(笑)  マサ