補欠。

高橋イズム

昔、中学1年生のときに陸上記録会への出場で始めて補欠になった事がある。それ以外はずっと学年で一番で記録会に出ていたのに・・
ちょうど、体の成長の差が出る時期だった事が原因ではあったが、それまで記録会や運動会前には数週間前から鉄アレイを持って坂道ダッシュを繰り返した人に見せない努力があっただけに悔しさは大きかった。
放課後、職員室に「補欠辞退します」と自ら言いに行った。それは僕の間違ったプライドから出た言葉だった。
今の僕ならどうするだろう? 「人の為に」という思いを持ち、選手らの応援、サポート。万一の事態に備えて自身の準備もしておく事だろうと思う。
当然、悔しいという思いは拭えない。だけど、人を羨み、人を恨むような人間では絶対に幸せにもなれないし、成功もできないと思う。故に極力ネガティブな思いを抑えて、僕の「今できる事」に集中するだろう。
幼い頃は周りが見えずに自分の事しか考えられないモノだ。以前の僕はそれが人一倍強かったように思う。
補欠でも、それは与えられた大切な役割(課題)である事に気づき、感謝し、「今できる事」の中で向上していく事を目指す。それが、きっと数年後、10年後に大きく生きてくるのだと思う。
そんな話しを選手やジュニア達にもする。
「負けたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」という心配やプライドは誰にでもある事だろう。
だけど、負けや失敗からしか学べない事は非常に多い。ユニクロの社長は「早く失敗し、早く改善する事が成功の秘訣」と言い、本田宗一郎は「成功は失敗と努力」と言う。
「悔しさや苦い思い」、「失敗や負け」を避ければ、大きな向上や成功はありえない。腐らず、諦めず、「今できる事」を邁進していく事が大切なのだと思う。
人の向上を妨げる一つの原因は自分本位な「間違ったプライド」なのだと思う。人として「正しきプライド」を持って生きていきたい。     マサ

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