若貴、東福岡へ。

今日は朝から東福岡高校で行われているインターハイの強化練習試合にU-15を8日に控えた若貴を連れて行った。

東福岡の九州チャンピオン富吉くんとはマスボクシングではあったが、練習の手応えを感じられた。だけど、マスボクシングでは分からない事が多くある。次の相手は啓助が県大会決勝で引き分けた堀田くん。これはスパーなので今の貴の力がよく分かるはず。
1ラウンド。多くパンチを当て、完全にペースは掴んだ。コーナーで「このまま次もいけるな?」と聞くと 「はい」との返事。そして何を思ったかグルグルとリングを回り出し、自ら自分のペースを乱す。
強引に仕掛けた後の気を抜いたところで左ストレートボディがミゾに入ったらしく悶絶して終わり。(迷) 「何しよるん?」と。(笑) 
若は東福岡高校の3年生とスパー。多くのカウンターを決め、素晴らしいカウンターの才能を見せるが、相手の根気強いアタックにヘロヘロの若。「練習が足らんな」と言うと「今日、朝から足に力が入らなかったんです」と。何事も因果応報。
若貴共に良い部分と悪い部分が見られ、試合前の出稽古として大きな価値があった。

そして、これも何かの導きか?スパー相手が足りず、豊国組のキャプテン喬之と啓助が同門でのスパー。普段は喬之に敵わないという啓助に策を授ける。これがインターハイ前の喬之への餞別になればと思っての事だった。
1ラウンド。啓助のプレスがうまく掛かり、カウンターを数発入れてリード。しかし、やはりこれが2年生と3年生の差なのか?啓助が気が抜ける瞬間を喬之のパンチが捉えていく。
今までにない啓助の善戦ではあったが、さすがに集中力では喬之が一枚上だった。だけど喬之自身で味わったこの戦術を更なる向上に役立てて欲しい。

写真は撮っていないが、つかさもスパーがあり、左フックで強烈なダウンを奪った。つかさの良い部分と悪い部分、どちらもよく見えた。
東京遠征でも今日の練習試合でも感じた課題は皆、共通点がある。ボクシングの神様は僕に何かを教えてくれようとしているようだ。それは、また「東京遠征」の記事で書きます。     マサ