若、決勝戦試合内容。

貴の試合を終えて、すぐにファイナルの若の出番。軽く手ミットを合わせてリングに向かう若には、先に貴が優勝を決めているというプレッシャーが強くのしかかる。
それでも「いつもどおりやれば、まず大丈夫」という安心感が僕にはあった。
試合が始まり、いつもより強引な攻め方をする若。途中、普段なら貰わないはずのパンチを被弾し、ヒヤリとする場面を作った。(汗)
「若!丁寧に!!」と声を飛ばすが耳には入っていないようだ。
コンビネーションでダウンを奪い、再開の合図から間髪入れずにラッシュを仕掛けてRSC勝ちを呼び込むというスパーリング大会や西部地区予選で見せた若の必勝パターンが炸裂した!
相手選手と若の間にレフリーが割って入る。「終わったか!?」と思ったが、若にオープンブローの注意。若の思惑は外れはしたが、次の試合再開の合図後に放ったパンチで二度目のダウンを奪ってRSC勝ちを収めた。
もう少し、練習でやってきたボクシングを見せて欲しかったが、どうしても勝ちたいという気持ちも分かる。まあ、今回はよしとしておこう。(笑)           マサ

西部地区予選同様に1ラウンドRSCを決めながらも「良かった~」と涙を流す若。(笑)それだけに凄いプレッシャーがあったんだろう。

改めて「勝者!山本翼(若)!!」のコールを受けて一安心の若。家族が皆で応援に来てくれているので「どうしても勝ちたかった」らしい。デキは良くはなかったが初めての大舞台でよくやったと思う。