住吉、試合準備。


リングチェックをいち早く行い、直人とのシャドーマスで距離感を確認する。

体育館の中はじっとしているだけで汗が吹き出そうな暑さ。何度も戦い方を確認した後にミット打ち。
減量をうまくできず、目が落ち窪み、計量時に「脱水症状の兆候あり」と見られ、審判団に要注意の支持が出されたらしい。非常に不利な状況に自らを追い込んだ住吉。
本日(初日)の試合は二試合のみ。その一試合に体調の万全でない住吉が、幸か不幸か?いきなりのオリンピック選手との対戦となった。
流れは悪い。それでも思いの他ミットの感触はいい。
どんな学びがあるのか?全力で勝ちにいってこそ分かるはずだ。負けは考えずに「今できる事」を全力で行うのみ!

猛暑の中、アップを終えた住吉の体を必死に冷やす。セコンドに付く平田くんにも頼んで体を冷やしてもらう。「今できる事」はやった。さあ!いよいよ勝負だ!              つづく。