成長を求めてプロボクサーへ。


関門JAPANボクシングジムにもう一人プロボクサーが誕生する事になった。その名はフィーバー有亮!
有亮は下関の市大生でパンチのあるボクサーファイターだ。
以前にこんな事があった。
バイトのお金でかなり高い車を買おうとしていた有亮に僕は言った。
 「若いうちにいい車に乗りたいのは分かる。でも、そのお金は海外に行ってみたり、自分を磨く事に使う方が絶対に自分の為になる。大きな人間になればお金だって稼げるようになる。いい車に乗って優越感に浸るのはおっさんになってからでもできるぞ」と。
それでも、若いうちの物欲を抑える事が難しいのは自身の経験で知っている。有亮が車を買っていても責める気はまったくなかった。
次の日、有亮が言った。
 「会長!車買うのやめました。そのお金でアメリカに行ってきます!」って。
そして数日後に有亮はアメリカに経ち、大きなカルチャーショックを受けて帰国した。その後にも韓国に行き、様々な文化の違いを味わってきたと言う。
そんな有亮が観た6月3日の関門JAPAN初陣、住直デビュー戦。
大きな衝撃を受けながらも 「プロボクシングの道は普通に就職する事よりかなり厳しい。本当に俺にできるのか?」 と迷っていた。
先日、僕から有亮に話した事は、
 「もしプロになるなら使命感を持たんとうちでプロになるのは無理やぞ。自身への挑戦だけならアマチュアでもできる。プロは観客の為に、応援してくれる人達の為に勇気と感動を与え、自他共に成長していくんだという使命感がいる。その為には自分自身に打ち克つ為の厳しい練習にも耐えんといけん。その覚悟がないならアマチュアでやるのも悪くはないぞ」と。
そして今日。有亮からその返答が。
                 「会長、俺プロでやります!」
頭もある。能力もある。そして行動力と勇気がある。それでもボクサーとしてはまだまだ積み重ねが足りていない。
この先、住直を追って日本チャンピオンを目指す事を決めた有亮。
目標はまだ遥か彼方。それでも、住直もそうしてきたように一歩ずつ一歩ずつ、日々成長していく他に道はない。将来への不安も日々の人間的成長が打ち消していく事に気づくだろう。
6月3日の山口県大会での練習試合の後、10日に折尾ジムの興行でプロテストを受ける予定です。8月19日(日)の関門JAPANボクシングジム初興行in海峡メッセホールがデビュー戦となります。
今後はフィーバー有亮を住直共々応援して頂けるよう是非ともよろしくお願い致します。<(_ _)> 
                          関門JAPANボクシングジム 会長 高橋正行
PS これからフィーバー有亮こと、真木有亮(21) のリングネームを考えていきますが、会員の皆さんにも何かいい案があったらお知らせくだサーイ!(^^)/