もう一人のプロ志望。


関門JAPANボクシングジムに、有亮に続くプロ志望が。その名は 「鉄腕、正樹」。 これまでスパーリング大会で何度も賞を受賞してきた正樹。
高校生の頃から野球で鍛えた身体能力とセンスが光っていた。長続きしない器用貧乏の感のある正樹に「本気でボクシングをしてみたらどうか?」と話した事もある。
ジムを何度も離れては、また戻ってくる正樹。僕がジムの外で出くわした回数は断トツでNO1!笑 
 
 「なんか縁があるな~ お前の守護霊が正樹を成長させてくれ~って俺と引き合わせよるんやないんか?笑」 と話した事もある。
専門学校を出て今は整骨院に勤めている正樹が住直のデビュー戦を観て、プロへの道を決めた。
アマチュアボクシングと関門JAPAN(プロボクシング)の違いを話し、覚悟が出来たらやったらいいと話したが、決意は変わらなかったようだ。
今日の練習試合(山口県)、6月10日のプロテスト(折尾)、8月19日のデビュー戦(海峡メッセ)、本当のボクシング道が始まるのは、まだこれからだ。
物事を成すには、何事も長い時間が掛かる。2、3年で出る成果なんてまだまだ入り口。その道でそれなりの成果を残そうと思えば5年、10年と掛かる。
それだけ「人として」成長するには時間が掛かるという事。本当に大事なのは成果じゃない。大事なのは「成長」!極論を言えば、成果は成長の現れでしかない。
続かない正樹の課題はズバリ「続ける事」。成果だけを考えれば普通の人じゃ長くは続けられない世界。
「感謝」や「強さ」、「人の為に」や「優しさ」といった思いに辿り着き、人として大きく成長できたと思うとき、また、その上で他の道への強い導きがあったときが僕はボクシングを辞めるときだと思っている。
ただ成果だけを求める者は関門JAPANボクシングジムでプロボクサーにはなれない。
自身の挑戦、成長、そして観る者へ「勇気」と「感動」を与えるという使命感を持つ者を僕は認め、全力で指導していきたい。
関門JAPANボクシングジムに新しく仲間入りする 「鉄腕、正樹」(池尾正樹)をどうぞ応援よろしくお願い致します。<(_ _)>  リングネームなんにすっかな~ KO池尾なんていいんじゃない?笑        
                         関門JAPANボクシングジム 会長 高橋正行