下関市豊浦町出身のプロボクサー、アクセル住吉選手(29)=本名・住吉邦仁さん=が4月5日、大阪・ボディメーカーコロシアムで東洋太平洋ライト級チャンピオンに初挑戦する。下関にチャンピオンベルトを持ち帰る決意を胸に、トレーニングに励んでいる。

関門JAPANボクシングジム(高橋正行会長)の看板選手として引っ張る一方、トレーナーとして指導もする住吉選手。対戦するのは、世界王者を出した井岡ジム所属の中谷正義選手(26)。3回目の防衛戦の相手として、2月にオファーがあった。

約180センチの長身で、9勝無敗5KOの手ごわい王者だ。住吉選手は4勝3敗1分けの戦績だが、「住吉は常に上位の相手と戦ってきた。力は着実に付いている」と高橋会長。タイトルマッチは12ラウンドあり、住吉選手は8ラウンドまでしか経験がない。高橋会長は「ペース配分に気を付けて、強みの足と連打力を生かしたい」と話す。  貞松慎二郎