マサ、ロサンゼルスに行く!の巻。

6年前ぐらい前にハワイに行き、日本とアメリカの違いを感じた事はありましたが、本格的なアメリカを感じられたのは、今回がはじめてでした。
アメリカと言っても広く、僕が見て感じてきたのはロサンゼルス(カリフォルニア)だけですが、あくまで僕的な見解を書きます。

アメリカ合衆国というだけあって他民族が同居している国だから、様々な場面で自分の権利を守るという意識が強いように思いました。何かあればすぐに起訴をするといった風潮が強いとも聞きました。
そしてアメリカと言えば自由の国。多くの人間がアメリカンドリームを掴みにアメリカにやってきています。日本人特有の細やかさや思いやり、勤勉さ、頭の良さ、食文化などアメリカで成功できる部分が多くあるように思いました。

しかしロサンゼルスの治安は全米犯罪発生率第2位らしく、道には日本のような自動販売機はなく、日が暮れての一人歩きは危ないし、僕が見た限りでは24時間営業のコンビニなんかもありませんでした。

道ばたの至る所にホームレスが寝ころんでいます。義務教育がないというアメリカには貧富の差が大きくあり、僕たちが泊まっていたホテルから少し歩けばスキッド・ロウといったホームレスが何万人といる観光客が踏み込んではいけない危険地区もありました。
日本とは比べモノにならない程の凄いお金持ちが多くいるアメリカですが、その反面にこういった世界が隣接している事に強い違和感を感じました。

僕がロスにいる間だけでも映画の撮影をしているところを三回見ました。この国の映画やエンターテイメントに対する意識の高さが垣間見えました。
ロスの中だけでも、リトルトーキョー、コリアンタウン、チャイナタウン、メキシコ村・・と様々な国の集落があり、他文化のコミュニティが存在しています。
映画の街ハリウッドや、来て来て来て来て~サンタモニカ~♪ からマイケルジャクソンも住んでいた高級住宅街のビバリーヒルズ、ダウンタウンなど見どころも満載でした。

ボクシングジムでの成果はフレディ・ローチには一度しか会えませんでしたが、ローチの愛弟子のトレーナー、アーニーのミットや指導を見た事も勉強になりました。また住吉の臨時トレーナーのサミーのボクシングは僕が日頃から住吉に言っている改善点を強く矯正してくれるモノでした。
アーニーのミット、サミーの指導、どちらを見ても僕が感じ、高めてきたボクシングの方向は間違っていなかったと確信しました。僕にはないミットの持ち方や指導もありましたが、僕にも彼らに負けない部分が多くある事を認識し、学びと自信の両方を得る事ができました。
僕らのホテルは日本人が多く宿泊しているホテルだったので、滞在中、そこにいる人達(ボクサーも3人)といろいろな話しをしました。

ロスでの滞在8日間が終わる最後の夜にも談話室で数人と話しをしました。「個人主義」「成果主義」「自由」「アメリカンドリーム」「貧富の差」「他民族」「格差社会」「犯罪」「治安」「ホームレス」「教育」「生きる術」・・・「戦争」。
アメリカに来てからずっと違和感を感じていた僕に、そこでの話は大きな気づきを与えました。
その話はかなり大きな話で、しかも凄い覚悟のいる話なのでまだここには書けませんが、関門JAPANが世界を変えられるかも?って話です。
こうして一日でも早くサクちゃんの待つ日本に帰りたいと思っていた僕のロサンゼルスでの長い長い8日間は終わりました。
日本は平和、安全、思いやり、協調性、礼儀や挨拶などの道徳心も教育されている優しい国だと思います。それに反し、アメリカは自立、向上心、危機感といった強さを促される国だと思いました。
日本の良いところと悪いところ。アメリカの良いところと悪いところ。
すべては「正負の法則」でどっちもどっちなのかもしれませんが、やはり僕は日本がいいです。(^^)   

僕らが泊まったリトルトーキョーにあるダイマルホテル。

サンタモニカビーチ。

映画の街ハリウッド。

ワイルドカードジムへ。

臨時トレーナーのサミー。

ダウンタウン。

今回のロス滞在をコーディネイトしてくれたカイくんと。ありがとう。
カイくんを紹介してくれたリブートの射場トレーナーもありがとうございました。<(_ _)>

ジム最寄りのバイン駅前。地下鉄で毎日来ました。

サミーとのミットが少しずつ合ってきたスミー。

アメリカならではスペースシャトル「エンデバー」も見に行きました。(^^)

チャイナタウンの夜は二回えらい目に遭いました。笑

僕らが来てからのロスは真夏の気温で日陰に入っても暑かった。(^^;)

サミーにバチバチにやられるスミー。

ハリウッドで買い物&食事。

だいぶサミーとの関係がうまくいってきたところで僕は興行準備があるので一週間早く帰国。
あとはスミーがサミーの言わんとする事をどれだけ吸収して帰って来れるかが勝負。

最後に追い込み走りと克服すべき課題をしっかりと伝えた。

ロス最後の晩はメキシコ村でディナー。
アメリカが大好きという住吉。
飛行機内でも英語で話しかけられてたし、やっぱりこいつ日本人じゃない。笑

僕と住吉の渡航費を出してくださった三浦さん、そしてアクセル住吉後援会の皆さん、おかげさまで大変貴重な経験を積ませて頂きました。
帰国してからのアクセル住吉のボクシングには確かな向上も感じられています。本当にありがとうございました。
ここで得たモノを今までのボクシングに落とし込み、確実なレベルアップを図ります。      会長