チェンジ濱島VSクドゥラ金子。part2

関門JAPANボクシングジム

昨年の11月関門ドラマティックファイト11で対戦してから約半年。

日本ユースウエルター級初代王座決定戦としての再戦。

しかも濱島初のセミファイナル。煽りVTRも制作しての晴れ舞台。

前回は倒されない為の戦い方をした。関係者からはリードをついて距離を取った方がいいという指摘もあったが、その方法では前回の濱島では倒されてしまう危険性が非常に高かった。それは濱島の身の安全を守る為の戦い方でもあった。

それぐらいクドゥラ選手の身体能力は高くパンチも強い。

だから勝てぬまでも、面白い試合になるようにと取った戦法だった。

しかし今回はタイトルが懸かっている。

三か月前に決まったユースタイトル。前回は激しい打ち合いで会場を沸かせるものの判定はほぼ完敗で力の差は歴然だった。

どうすれば勝てるのかずっと考えてきた。

あるとき、それは降りてきた。

久留米まで出向き、九州のタイソンと呼ばれる別府選手を相手にその方法を試してみた。

手応えがあった。

しかし、その戦法を仕上げていく半ばで、減量の影響もあり濱島はいつも如く闇に落ちていく。

クドゥラ選手を相手に万全でなければ絶対に勝てない。

最善を尽くして、新たな方法も取り入れながら減量に臨んだ濱島。

減量はうまくいった。

しかし、戦法を仕上げ切らぬままに、試合まで、あと三日と迫り「ここしかない」と思った。

ジムトレーナーをしてる濱島と約1時間、会員さんが切れて話す時間ができた。それはボクシングの神様が与えてくれた時間だと思った。

濱島はある事に気づいて思い切り泣いた。

そして僕に言った。

「もう何も怖くなくなりました。信じて戦います!」

感謝。素直。信は力なり。

その瞬間からすべてが変わった。

体の動き、パンチの鋭さ、闘志と冷静さ、期待感。

もう以前のチェンジ濱島ではないフルモデルチェンジ濱島がリングの上にいた。

8ラウンド戦い抜き判定で敗れはしたものの、5ラウンドには上も下も効かせて、最後まで期待させる濱島過去最高の戦いを見せ、相手陣営に驚きを与え、会場中には感動を与えた。

今の濱島の120%は出せた。それでも今は勝てなかったクドゥラ金子選手は本当に強かった。

濱島の大きな変化にはフィジカルアップ、戦術技術の向上、そして「感謝」を知った上での人間的成長があった。

感動というモノは「やり方」では起こせない。心の「在り方」が体を、表情を、動きを、ボクシングを変え、会場中にその波動を伝える。

クドゥラ金子という過去最大の強敵が濱島を成長させた。だから勝負する奴は面白い。

勝ち負けという結果だけでは表せない「人間的成長」という一番大切なモノ。そこに人は感動し勇気をもらう。

関門の激闘王バーニング石井が引退した今、これを伝えられるボクサーに濱島は育っている。

「石井さんみたいな感動させられる試合がしたい」と言っていた濱島が石井みたいな試合をした。

チェンジ濱島はまだまだ変われる!まだまだ強くなる!将来チャンピンになれる!

これが関門JAPANのボクシング。これが関門JAPANが伝える勇気と感動。

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