りんごとボクサー

高橋イズム

今回観た「プロフェッショナル~仕事の流儀~」は初の農家のお話でした。
農薬や肥料を一切使わない本格的自然農法に命を賭けた木村さん(57)の壮絶な八年間。そして今。
ここに内容を全部書きたいぐらいですが長くなるので要点だけ。
「主人公はりんごの木」
と木村さんは言います。
自分は手助けするだけだと。
効率より大切なモノがあると。
まず心があって技術があると。
凄く人間的にも魅力のある人で、よく笑い、人に優しく、信念を持ち、幸福感を感じさせ、尚且つ質素。
凄いな~と見入ってしまい、二回観ました。
僕は予告の時点でかなり興味を持っていました。
りんごを育てるのもボクサーを育てるのも一緒のような気がしていたからです。
でも、やはりりんごはりんご。人は人。一緒ではないです。
りんごの木が映すのは育てている人のそのままの姿であると思いました。
手抜きやズルをすれば害虫や病気に見舞われます。
効率ばかり求めてはほんとうにおいしいりんごはできません。
ボクサーや子供だって育てる親や先生やトレーナーの姿が映し出されているとも言えます。
でもりんごと人間の違いは人間には自分の意志があり、マイナスでもプラスに変える事ができるという事です。
りんごはマイナスをマイナスとしか受け取れませんが、人間は逆にプラスの事でもマイナスに受け取る場合もありますから厄介です。
ボクサーを、人を、育てるのは非常に大変です。 わかる子、わからない子いますから。
りんごの木は単純に自分を映し出すので良くも悪くも自分次第です。
人間もほんとうに自分次第で相手も変わるものなのかには、いささか疑問を感じますが、「やるだけやったか?」といつも自問自答します。
マサ

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