試験

高橋イズム

ジムに通う二十歳の子は競艇選手になるべく、ジムでボクシングを通して体力や身体能力を高めています。
競艇学校の試験に何度か落ちているのを聞き、お粗末ながら多少アドバイスをしました。
試験は二十歳までしか受けられないらしく、最後の試験の数日前にその子は僕のアドバイスどおり坊主にしてきました。
僕も住吉も感動し、住吉が二次試験の適性検査(運動能力の)や最終の面接のアドバイスをその子にしてやってくれと言ってきました。
住吉も僕もその子の心意気に動かされた訳です。応援したくなった訳です。
適性検査に際しジムでやってる「膝抜き」や「周辺視システム」の応用を提案し、最終の面接まで残った時の場合に備えて自分の信念を固めておくように言いました。
その子は素直な子です。だから顔にもしゃべり方にもそれが出ていますから
面接まで残れば大丈夫だろうと思っていました。
試験が終わり、ジムに来たときに試験のデキを早速聞きました。
初めて最終の面接まで残り、適性試験でも面接でもやれるだけの事はやったというので、あとは結果待ちです。
「今やれるだけ」をこなしていれば、もし落ちていても、それは貴重な経験として残り、人間として大きく成長するし、その道はその子の進む道ではなく他に道があるという事なんだと思います。
数日後、試験の合格通知が彼の元に届きました。
                             マサ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧