イチロー。

高橋イズム

先日、イチロー選手が試合後に引退会見を開きました。

約80分の会見をネットで二回見ました。160分。笑

イチロー選手が終始語ったのは記録や成果の事ではなく、【信頼】【感謝】【経験】【苦しみを乗り越えた事】【利他の心】など人としての成長。

そんな中、成し得た大記録やタイトルでさえも、それらに比べれば「ささいな事」 だと言っていました。

歳が僕の一つ上で親近感のあるイチロー選手のこういうところが好きでした。

数年前には、イチロー選手にとっての野球とは?という問いに対して【人間的成熟】と語った事もありました。

それから数年。一軍で活躍する事が少なくなったイチロー選手でしたが、そこに敗北感や屈辱感はなく、常に人として、野球人としての成熟を目指す姿があったように思います。

すべての所作に美しさを感じさせるイチロー選手。

しかし最後の試合でもイチロー選手がヒットを打つ事は無かった。

会見でも「打ちたいと思った」と。

ボクサーでも野球人でも一流選手は頭の方よりも感覚的に優れている部分が大きいはずです。

脳内に雑念があって集中しきれるはずもなく、ゾーンに入る事もなく勝てるレベルではない世界。

【考えるな!感じろ!】です。

不調が故に考える。考える事によって感覚が鈍り、更に不調に。また考える。

【不振】【疑念】その連鎖。

これが【スランプ】。

日本一、世界一とも言えるイチロー選手であっても自分の心をコントロールする事の難しさを最後に見せてくれたように思いました。

東京ドーム中のお客さんがスタンディングオベーションで称えたレジェンドイチロー。

これが世界中の多くの人々に勇気と感動を与え続けてきたイチロー選手の因果。

でも、人生はまだまだ長い。常に自身を、人生を客観視して戦い続けてきたイチロー選手の今後に幸多き事を祈ります。

【勇気と感動】をありがとうございました。

イチロー選手お疲れ様でした。

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