引出し。

選手や会員さんに一つの技術を教えるとき、基本的な教え方から試してみます。
うまく伝わらない場合はまた別の方法で。まだダメならまた違う方法を。
選手や会員さんがうまくできないとき、相手のせいにして諦めてしまえばそれまでです。
でも、それじゃトレーナーとしてのスキルアップはありません。
手を変え品を変え、試していきます。うまく伝わったときの相手の笑顔がトレーナーとしての一つの喜び、感動の瞬間です。
最近ではもう会員さんに対して伝えきれないという事はあまりありませんが
選手を指導するときに迷う事はしばしばあります。
これも向上心ゆえの苦しみですから・・・
選手達にも言います。「どんな相手でも対応できるスタイルを持て」と。
まずは軸、根となる部分をしっかりと持ち、常に様々なタイプの相手を想定して、それらへの対応策を練っておく。いくつも持っておく。
多くの引出しを持っているという事は努力の証でもあります。
                              マサ