「高橋ボクシング」右ストレート。

僕が思う一番難しいパンチはワンツーストレートです。フックやアッパーは人間が本来持っている本能的動きに近いですからワンツーさえしっかりやっておけば比較的簡単です!(^_^)v
ワンツーストレートは始めに習うパンチですが、この動きの中でスタンス。リラックス。バランス。スナップ。脇の締め。力の集約。拳の当て方など様々な事を覚えます。
空手の正拳突きとの大きな違いは骨を砕くのではなく、「体の中へ」です。
あごを打ち抜いて脳しんとうで倒す。ボディーに打ち込んで効かす。
どちらも「打ち抜く」「打ち込む」です。
その為には筋肉を固めてしまわず、フォロースルーを効かしますが、このときジムで指導している「腕振り体操」が役に立ちます。
下半身を安定させて上半身をリラックスさせ、腰の回転を素直に拳に伝えて打ち抜きます。
この動きはスイング系、打撃系のスポーツ全般に活用できるモノです。
このとき、強く打とうと欲が出ると慣れないうちは力んで肩や腕に力が入ってしまい、フォロースルー(打ち抜き)がとれません。
フックやアッパーは明らかにスイング系のパンチですがストレートは少し違いますから、ここが難しいところです。
基本的にすべてのパンチは下半身の力の方向とパンチのインパクトのときの力の方向が同じであるべきだと考えます。
右ストレートは脇を締めて足や腰の回転、シフトウエートに遅れずに同時に打ちます。拳や肘の返し方も幾通りあり、難しい原因の一つです。
「棒回し」で下半身と体の回し方を覚えて、「腕振り体操」でリラックスとフォロースルーをイメージ。シャドーでフォーム全体を作る。サンドバックやミット打ちでそれを確認。
このときほとんどの人は肩に力が入って打ってしまいます。「ダーツ」や「フリースロー」の肘の使い方。「肘から出す事」や「肩のリラックス」を説明しますが、ここが一番難しいポイントです。(^_^;)
「ストレート」の言葉のとおりただ真っ直ぐ打つだけなら簡単ですが、それではキレやフォロースルーが出てきません。もう一度言います。「肘から出す事」「肩のリラックス」です。                
まだまだ書ききれない事はたくさんあります。またそのうち!(^^)/  マサ