「高橋ボクシング」1。

僕のボクシングは基本的には1の動きです。ようするにい~ちではなく、1。って事です。
何言ってんの?とお思いでしょう?(笑)
例えば左フックを打つとき右肩を左に一旦入れてから打つ打ち方はタメが効いて強いですが、モーション(予備動作)がある為に布石や駆け引きなしではなかなかクリーンヒットさせる事は難しい。
布石や駆け引きによってタメのある強いパンチを当てるボクシングも実際にあります。
そこは好みですから人それぞれでしょう。
僕のボクシングでもタメを作るトコロもありますが基本的にはノーモーションの1のタイミングだという事です。
なぜノーモーションがいいのか?それは相手に構える暇を与えさせない。首に力を入れさせない。という事ができるからです。
タメを作って思いっきり打てば12のパワーとします。ノーモーションだと8のパワーだとします。
どっちが効くのか?それはノーモーションで相手に構えさせずに打ち抜いた方だというのが僕の考えです。
思いっきり打つボクサーを否定する訳ではありません。それは言わば剛。僕が目指すは柔。
技は力に勝ると思うし、技を磨く事には際限がありません。
そして年を取っても続ける事ができます。現在のボクシングは若い者のスポーツだと思います。体力、パワー、スピードは年をとれば落ちてきます。
しかし技はやればやるだけ伸ばす事ができます。
柔道や剣道に達人がいるのにボクシングには達人がいないのもおかしな話し
だと思うんです。
フックやアッパー、ボディーも1のタイミングで打つ事ができます。選手達に手本を見せます。そしてやらせてみます。まだまだ甘い!
「どこが大事だ?」と聞きます。選手達はいろいろ答えますが答えはノー!
体の使い方、身体操作も大事だけど「丹田」これ絶対忘れちゃならんポイントです。                           
「心が体を動かす。」力んでも気負ってもいけない。いつも落ち着いて燃えてなくちゃね。(^_-)☆                 マサ
PS 「高橋ボクシング」はあくまで僕の個人的考え、理論であります。この場で意見を戦わせるつもりはありませんのでご理解下さい。 <(_ _)>