「高橋ボクシング」フォーム。

ボクシングは野球に比べてフォームに対しての意識が低いように思います。
それはなぜなのか? ボクシングという競技が非常にパフォーマンスレベルの高いモノだからではないかと思います。
動き自体も非常に複雑であると同時に競技に対して精神的、体力的部分が大きな割合を占めるというのも原因ではないかと思います。
イチロー選手が素振りやフリーバッティングを延々とやるのは自分の内側の変化を感じながら理想のフォームを求めているからだと以前に書いた事があります。
ボクシングの場合もそれとなんら違いはないと思います。ただ違うのは野球以上に複雑であるという事です。
複雑故に諦め、安易な方向に逃げているようにも思えます。確かにフォームの美しい選手がそうでもない選手の勢いやパワーの前に破れてしまう事もあります。
だからといって諦めていてはいけない。ボクシングにとって「心・技・体」は当然として全て大切です。
その中の「技」をないがしろにしてはいけないし、それを追い求める中で様々な分野にも生きる考え方や法則を見つける事ができるように思います。
だから、僕は特にその基礎であるフォームにうるさい。
僕の好きなボクサー、スポーツ選手は皆カッコイイ。レナード、ロペス、チャベス、ユーリ、イチロー、落合、桑田、青木。
それは「機能美」が出ているから。僕の目指すボクシングにも「機能美」は欠かせません。
これが僕の目指す、「ボクシングフォーム」です。妥協してはいけない。でも無理強いもしない。「機能美」はひとつではないですから。ここが難しい・・(^_^;)   
自分のボクシングとは違ったフォームも「機能美」があれば認めます。そこには正しき理があるはずですから。        マサ