「高橋ボクシング」資質。

「左は世界を制す!」という言葉があります。この言葉の意味は一番相手に近く、一番当たりやすいパンチである為に主導権を握り、試合自体をコントロールし、優位な状態に試合を運ぶ事ができるからだと思います。
「左」は「左フック」でもなく「左アッパー」でもなく、「左ジャブ」の事です。
いつか徳山昌守選手が「得意なパンチはなんですか?」と聞かれたとき「左ジャブです。」と答えた事に共感し、納得しました。
普通は「右ストレートです!」とか「左フックです!」とかって決めパンチを言いますから。
僕も現役時代はいろんな相手とスパーリングをしてきましたが、左の差し合いで負けた事がありません。
これは「資質」だけではなく、自分なりにこだわりを持って練習してきたからです。
しかし、一番センスや資質が見えやすいのもこの「左ジャブ」です。
選手らと軽いスパーリングをしますが、体力負けはしても、まだまだ左の差し合いや駆け引きでは負けません。これも「資質の違い」だからと諦めたらそれまでです。
筋肉の柔らかさ、反応の早さ、体格などの「資質」はそう簡単には変わりません。長い年月をかけて日々進化していくしかありません。
「資質が違う」と片づけるのは簡単。しかし、毎日ハードな練習をこなす選手らに今、その資質がないとは思いません。
自分ができている事をすべて理解する事は難しい事に改めて気づかされます。(^_^;)
でも、逃げずに数日前からチャレンジして教えてみた。できなかったら時間の無駄になるかもしれないという思いを持ちながらも・・
昨日、今日で光が見えた。どんどん光は強くなりつつあります。
やはり逃げずにチャレンジして無駄はない。またひとつ「高橋ボクシング」のレベルアップもしました。(^^) 時期的な事もあるんでしょうが・・                   
                            マサ
PS 「高橋ボクシング」左ジャブ。もいつか書きます。今回の話しは「体の資質」の事で「心の資質」も大切である事もまたいつか・・