心は錦。

今日、僕が下関ジムから門司のジュニアを見る為に門司に戻ろうと駐車場から出るとき、歩道に乗り出した状態で車の流れが切れるのを待っていました。
そこに自転車に乗ったおじさんがやってきました。完全に僕が車で歩道を塞いでいるので、あ!と思いバックしようとした刹那、おじさんは僕の顔を見て、ニコッと笑って後ろに回り込んで通り過ぎていきました。
その気持ちの良さに、しばらくおじさんの後ろ姿を眺めていました。
オンボロな自転車に、お世辞にも良い身なりとは言えない格好のおじさん。
僕なら車を睨むか、睨まなくても「このヤロー」と思いながら不機嫌な感じを出してしまうでしょう。
「ボロは着てても心は錦」 このおじさんに負けている自分を恥ずかしく思い、人を身なりや肩書きだけで判断してはいけないという事を改めて思い直しました。
ニコニコと笑って知り合いに手を振るおじさんが輝いて見えた。
                             マサ