白石デビュー戦まで1週間。

白石がジム復帰してから本格的に練習を再開して、まだ一か月半。まだまだ体は動かない。キレもない。パンチももらう。技術も足りない。
だけど懸命に走りこみ、毎日ハードな練習をこなしています。
白石には以前の弱い自分を超えたいという思いがあります。人は辛い事や苦手な事から逃げたいと思います。
僕も昔は多くの事から逃げてきました。一度は大好きなボクシングから逃げた事もありました。
そのときは、それが自分の器だったんでしょう。でも今は違う。白石の練習や態度からは「決意」が感じられます。
四年間という長い時間をかけて、いろいろな経験を積んで、白石は「今できる事」に挑戦しています。
デビュー戦とはボクサーが経験するたった一度の特別なモノです。その重圧も一つの経験。
応援や期待もあるかもしれない。自分のプライドもあるでしょう。そのすべてが白石を鍛えるモノであると思います。
何も恐れる事はない。「今できる事」を懸命にやるだけ。結果はその延長線上の出来事でしかない。
僕らが勝ちを求めるのは「自己の向上の為に」であり、「人の為に」であります。
四年のブランクを抱えた白石にとって早すぎる試合かもしれません。でも今の白石をその舞台に上げてやる事になんの疑問も不安も感じません。
勝とうが負けようが、その思いで戦った事には大きな価値があり、大きな学びがあるはずです。
今年の課題は「場数を踏む事」 その為には一戦一戦勝ち抜き、一つでも多くの試合を経験していく事が必要です。               
このブログを通して僕や住直の失敗や成功に勇気をもらったと白石は言います。今度は白石が皆に勇気を与える番です。            マサ

住直からも鍛えられています。

減量して顔も締まった。もうリミット間近。