動きの固さは心の固さ。

下関ジムに通う会員Jちゃんは動きが非常に柔らかい。いつも「動きが柔らかいね~動きの柔らかさは心の柔らかさなんよ。」と褒める。
「その柔らかさに芯や軸がしっかりできるともっといいよ~。」と付け加える。
会員の中には動きの固い人も動きの鈍い人もたくさんいる。だからといってボクシングが向いていないと思わないでほしい。
いや、そんな人ほどやるべきだと思う。
心と体は繋がっている。力みが強い人は心に力み癖がある。肩に力が入る人は心が丹田に落ち着いていない。
これは逆にも言える事だと思う。考え方の柔軟な人。生き方に力みのない人は、それがボクシングにも出ている気がする。
僕が指導するボクシングは力を抜く「腕振り体操」や「呼吸法」からスタートする。そしてボクシングを通して、その成果を確認していく。
選手を目指す者はほんの一握り。ほとんどの会員は何らかのプラスを求めてジムに通っているはずだ。
そのひとつとして「力の抜き方」や「柔らかい能率的な体の動かし方」は、日常生活や仕事、他のスポーツなどにも役に立つ技術だと思う。
体の動きの固い人も動きの鈍い人も、体から心に影響を与える手段として、ボクシングを追及し、楽しんでくれたなら、門司フィットネスボクシングジムの存在価値も高まるのだと思う。  
                          マサ