大局を見る。

先日、叔父から聞いた「大局を見る」という事。それは前から知っているし、ボクシングや指導の中で特に気を付けている事だった。
ボクシングを覚えたての頃は「小局」(細かい技術)ばかりを見がちになるが、それは仕方のない事だと思う。初めから大局を見てボクシングが出来る者などいない。
「大局」とは物事の真理であり、根っこであると思う。「木を見て森を見ず」にならないように常に気を付けている。
住直の練習を見ながら思う事はやはり「大局」。これはボクサーとして進んでいく方向とも言える。この方向を間違えると結果を求める者にとってはかなりの廻り道になる。間違える事にも決して無駄はないのだけど・・
物事の正しき方向を示し導く者が指導者と言えるのだろう。本を読む事もテレビを観る事も人に話を聞く事も早く真理に辿り着く為の参考でしかない。先日は本物の真理に触れ、本当に学ぶという事はやはり感動と経験の中からなのである事を痛感した。
住直や選手らを見る目がまた少し変わった。         マサ