厳しい風。

高橋イズム

『昨夜はやさしい海でした。波は相変わらず高く、船内はどんがらがっちゃん!とはげしく揺れています。ストームジブ一枚で、真追っ手でず〜と走っています。
それでもどんどん近づくので、二人にとっては、本当に「やさしい」波、「やさしい」風です。』
これは僕がちょくちょく観ているブログ「間寛平~アースマラソン~」の今日の一行です。
太平洋を数カ月かけてボートで横断してロスへ向かう二人にとっての追い風はどんなに激しくても「やさしい風」に感じるという事です。
もし目標(ゴール)に対しての思いが確かでなければ、又は目標がなければ、ただの「厳しい風」としか感じる事ができないでしょう。
今日は下関ジムでのスパーリングパーティーに燃える高校生(まだキャリア2か月)のスパーリングを見ました。僕が下関にいない数日の間に大きな向上がありました。パンチを打たれると顔をそむけ、下を向いてしまっていた彼が、数日前に指示したとおりに、しっかりとガードを固めた、のぞき見スタイルでのボクシングができていました。
彼は4月から就職で県外に行く事が決まっているので「今できる最善のスタイル」を提案していました。
多くを学んで頑張っている子にはもっと与えたくなります。住吉にグローブを付けさせて住吉は左だけながらもスパーリングをさせました。
指示を出し、心を決めさせて挑ませましたが、2分2ラウンドのスパーの中で左のボディーで二回ほど倒されて悶絶しました。
それでも最後まで勝負を投げずに向かっていった。きっと彼は大きなモノを得られたはずです。この「厳しい風」を目標へと押しやる「やさしい風」だと感じる事ができているようです。そんな子だからこそ力を注ぎます。
多くの人は平穏な優しい人や状況を望むのかもしれません。だけど僕は基本的に厳しい。人にも自分にも厳しい。自分自身、厳しい状況もありがたいと捉えている。それが目標へと押しやる「やさしい風」だと思っているからです。   マサ

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