自発性と依存心。

今月から白石がボクシングに本腰を入れる為に門司のサブトレーナーから外れた。
そこで新しいトレーナーの育成も考えるが、今のところ目ぼしい人間がいない。これも何かの導きなのだろう。
当分の間、門司ジムは僕と直人の一人体制が続くと思われる。そこでいろいろ考えないといけない。
今までの教えて教えて教えまくるという指導では自発性や自力が育たないと思い、住直へのこの指導を封印した事も指導者としての一つの向上だと思っている。
そんな今、会員から依存心を強く感じさせられる幾つかの出来事があった。
今から八年前に、高いボクシング技術を誰にでも分かりやすく詳しく指導する事を売りにして門司フィットネスボクシングジムを始めた。
だけど僕もそのときより成長した。いつまでも同じではいけない。ボクシングの本当の面白さは人生の面白さに共通する。人から動かされる仕事も人生も面白くはない。
常に自分の意志で相手より「先に動く事」。これが試合のペースを握り、勢いのあるノリノリな状態(頭もよく回る)を作る方法だと選手らに説く。
練習も自発的に自ら探究し、課題を見つける中でアドバイスや指導を受けた方が効果が高い。そして忘れない。
今が、手取り足取りの詳しい指導を求めてジムに通う会員にも徐々に自発的な練習の面白さを感じてもらえるようにしていく良い時期なのかもしれない。
今日はジムが終わって住直とジョイフルサミットだ!    マサ