U-15ボクシング大会。総評

今回のU-15ボクシング大会に向けての不安はありました。不安も緊張も勝ちたいからこそ起きる感情です。だから悪いモノとは捉えていません。そして彼らにとって勝つ事だけがすべてでもありません。そう思えば不安を払拭する為にも「今できる事」に集中するという意味がよく分かります。
彼らはまだまだ子供です。足りない部分も未熟な部分も多くあります。幾らボクシングを教えたからといっても、その力が本番で充分発揮されるとは限りません。
今、彼らに一番必要なモノは「向上心」「冷静さ」「やる気」「挑戦心」といった「心」でした。練習でも試合前でも注意するのはそこでした。
ボクシングは強くて上手いけど、人間としていつまでも未熟なままではボクシングをする意味がないと僕は思っています。そしてそんな選手が我が門司フィットネスボクシングジムに長く居続ける事もできません。
ボクシングを通じて学べるモノ。究極を言えば、それは「心」でしかないのです。
努力が報われる感動。すべてを出し切れなかった悔しさ。人への感謝。など多くを感じる事ができます。
選手だけではなく、僕自身にも今大会に懸ける思いがありました。今の僕の「今できる事」に集中し、全力を尽くす事。「人の為に」自分を捨てる事。後先を考えずに「今」に集中する事など。
このような大会があるおかげで子供達にも大きな経験を積ませる事ができます。輝にも若貴にも大きな大きな大会であったと思います。
人が変わる事は難しい。自分で「変わろう!」と強く決意しなければ変わらない。もしくは「環境や状況を与える事」でその意識を促す事ができるのだと思います。
その環境や状況を与える事が大人達が子供達の為にできる「今できる事」なのかもしれません。
最後になりましたが、このような大会を開いてくださる西部ボクシング協会、コミッションの関係者の皆様本当にありがとうございます。今後も宜しくお願い致します。また応援に来られた家族の皆さんもお疲れさまでした。<(_ _)> 減量中にビデオカメラ係をしてくれた白石にセコンドに入った直人、住吉もお疲れさん。
今大会出場した選手のみんなもゆっくり休んで、勝利の美酒に酔いしれよう!あ!未成年か?(笑) ゴールデンウィーク明けからまた頑張っていこう!!                    会長 

門司フィットネスビクトリー!!※ 白石リミットまであと1キロ。(笑)