住吉決勝戦試合内容。


初戦から僕が怒り続けてきた住吉と昨日の晩は長く話し合った。それぞれの考えの妥協点を見つける事は必要。だけど明らかに間違いと思う事には僕は強く強く主張を繰り返す。それはミット打ち一つとっても言える事でミットにも長所と短所がある。だからこそ、七年半の間ずっと持ち続けてきたミットをこの5ヶ月間ほぼ封印してきた。今日のミットは話し合ってその短所を極力削り、長所だけを残すように意識してのモノとなった。

相手は3年連続の優勝者で体格的に一回り大きく右が強く自信もありそうだ。初回から打ち合うのは危険。1ラウンドは取ったか取られたか分からない内容。作戦どおり2ラウンドからの勝負になった。全力ボクシングをする事で今まで住吉が意識できていなかったボクシングの粗が明らかに現れる。住吉の鼻血で一時試合が中断される。泥臭くても鼻血を流しながらでも全力で相手に向かう住吉に久しぶりに胸が熱くなった。得意の左のボディでダウンを奪う。3ラウンドに入っても手を緩めずにRSC勝ち!

全力ボクシング。これがこれからの住吉のスタイルになりそうだ。「今年はMVPあるぞ」と小声で囁く。(笑)マサ