経営の神様。

経営の神様と呼ばれる人に松下幸之助(松下電器、現パナソニック)と稲盛和夫(京セラ、KDDI)がいる。
かなり前に松下幸之助の本はだいぶ読んだ。ここ一、二年はある人に薦められて稲盛和夫の本を読んでいた。
面白いのはこの二人の本はまったく経営本ではないという事。経営のテクニックやコツなんて一つも書いていない。
ただあるのは「心」だけ。僕も経営者だけど、あまり経営者という自覚はない。あるのはボクシングの指導者であるという事。
すべての「真理」は一つだと僕は思う。経営の神様と呼ばれるお二人の本を読んでもそれは感じられる。
そんな今、コンビニで目に止まった松下幸之助の本。もう一回読んでみるかという気持ちで購入した。
「向上」「目に見えない力」「世の為、人の為に」と多くの心に響く言葉がある。僕の為に書いているのか?と思える程に。この本を今、手に取った事にも「目に見えない力」が働いているようだ。
以前に読んだ時はここまで心に響かなかった。それはここ数年で僕が大きく向上した事を意味するんだろう。
知識の多い人は多くいるかもしれない。だけどその中に心も大きく豊かな人がどれだけいるだろうか。先人の知恵に学び、経験を通して自分のモノにしていく。勉強や知識だけでは何の意味も持たない。経験だけだと能率が悪い。勉強も経験もどちらも並行して行っていく事が大切なのだと思う。
ボクシングを通じて、僕の「道」の中でいつか辿り着きたい。   マサ