主観と俯瞰。

高橋イズム

東京遠征、中国ブロック大会、全日本選手権とを控えた練習をする住直に違和感を感じていた。
僕の思い描くボクシングが出来ていない。もっと「仕事」をし、ボクシングを自分主体で組み立ててほしい。
スパーリングをリングロープに手を掛けて見ていた頃から、今では3メートルほど距離を置いて見るようになった。これはもっと客観的に俯瞰的に物事を見ようという思いから生まれた行動だ。
しかし今日のスパーリングは僕もリングに入って行なった。住吉の後ろに付いたり、直人の後ろに付いたり、住直の目線になって考えてみる。
僕との違いが明らかに分かった。それを住直に伝えながらスパーリングは進んでいった。大きな変化があり、完全に良くなった。
スパーを終えた二人にも確認したが、うまく僕の意思が伝わったようだ。
僕の支持無しで次もこのスパーリングが出来るのかは分からないが確認できた事がある。
たまには選手らの目線に立ち、俯瞰ではなく主観的に物事を見てみる事も必要なのだという事。
僕にも辛い事や嫌な事は多くある。そんなときはいつも「これは俺に与えられた課題であり、向上させる為の試練なんだ」って客観的に俯瞰的に捉えるように心掛けている。
人を指導したり、大局を見る為には「俯瞰」が必要。でも人をよく知るには「主観」も必要だ。二つをうまく使い分けていきたいと思う。    マサ

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