ポジティブシンキング。

いよいよ中国ブロック大会まであと4日と迫った。住直共に体重調整は順調。
住吉のライト級からは全日本チャンピオンで北京オリンピック出場の清水選手が出場。直人のフェザー級からは元全日本チャンピオンで住吉と4度対戦してきた上林選手が出場。
彼らに勝つ為には、万全のコンディションで挑む事が必要最低限である事を二人も充分に承知している。
ギリギリまでボクシングを高めていく。こんな切羽詰まった状況にこそ「気づき」や「閃き」が起きやすい。正に「死中に活あり」だ。
また今、重要な事は「ポジティブシンキング」だ。同じ実力の選手がいるとする。一人は自信がない。一人は自信満々。どっちが強いか?どっちが勝つ可能性が大きいか?答えは簡単だ。
その為にここ最近の練習では毎日良いイメージ、勝つイメージ作りをしている。WBCで「サムライジャパン」がしていたように、これから大会が終わるまでは否定的な言葉や表現を極力控える事に決めた。
いつも試合前に選手らに言うのが「フェイクイット」。自分の理想になりきれ!って事だ。
それでも危険や課題を無視する訳じゃない。危険や課題をクリアする為にも建設的に前向きに物事を考えて進めていく。その中に改良点や改善点も多く出てくる。
ただの楽観主義ではない本当の「ポジティブシンキング」を今一度深く考え直す。高いレベルでの試合になってきたとき一番重要になってくるのが、このメンタルコントロールだ。    
考え方ひとつでボクシングは変わる。      マサ