情熱。

昨日、ジムが終わって住吉を送り、社の木にあるセブンに立ち寄った。すると以前ジムにいたジュニア生のお父さんと会った。
息子は空手をやっている。空手に役に立つからとボクシングを習いに来た。だけど、空手本部の意向で掛け持ちの習い事が禁止になってジムを辞める事になった。
辞めてからもお父さんとは本屋やコンビニで、よく会う。たぶん偶然じゃない。
会ったら情熱がある者同士、話しが長い。(笑) 昨日も4時間半の立ち話し。空がうっすらと明るくなってきたので話しをやめた。
その四時間半は非常に有意義な時間だった。僕は選手を、お父さんは息子を育てている。
共通点があまりに多く、大笑いする事も、互いに納得し合う事も、若干の考え方の違いに相手の話しに興味深く聞き入る事も。
お父さんは子育て4年。僕は選手の指導を8年で気づいた事が全く同じであった事も面白かった。
親、指導者に限らず、どんな事への大きな向上も強い信念と情熱なしにはありえないのだと感じられた。その信念と情熱を持つ事が成功への秘訣であるように思う。
燃えたぎって生まれてくる人もいる。いつかの日か自分の道を見つけて燃え出す人もいる。人の情熱に温められて燃え出す人もいる。一生燃える事のない不燃の人もいるのかもしれない。
僕の指導者としての「今できる事」の一つは本気で情熱を燃やし、話し続け、書き続け、自分の姿を見せ続ける事。そうする事で選手や会員らの心に情熱の火を着ける事ができるのではないかと思う。
人の本気にしか人は反応しない。僕も選手の本気にしか本気で応じないように心掛けている。
本気でない者に本気で返せば、それはただ僕に依存させた事になる。
立ち話しの四時間半は、ここに書き尽くせないような濃密な時間だった。息子に対するお父さんの姿勢は一つの親の理想像でもあるように感じられた。
親や指導者というのは子供の能力や特性を将来に生かすか潰すかを左右する重要なポジションにいる事をどれだけの人が感じているだろうか。
親も指導者も「人の為に」「子供の為に」日々勉強を怠ってはいけないと思う。今の己の「概念」自体も是非疑ってみてほしい。それが親や指導者の責任と義務なのだと思う。
このお父さんによく出会うのは、やはり偶然じゃないんだな~   マサ