スパーリング大会。11 表彰式2


続いて一般の部、「敢闘賞」は「亀田つかさ」が受賞。初出場ながらガッツある大貴を相手に真っ向勝負した男気は天晴れ!

「ベストバウト」は「山口軍団長、栄二」と「チャベス吉富」のお二人が受賞。互いに両ジムのトップレベル会員であり、練習熱心さと研究の努力を称えての受賞。また、迫力あるファイトが決め手となった。

「技能賞」は「トキ広樹」が受賞。強敵であったはずの勢いある晋平の攻撃を気合いで封じ、普段見せない高い集中力で攻め立てた。

今大会の「最優秀選手賞(MVP)」は四大会目にして念願の「門司の若乃花、翼」が受賞。双子の弟の輝は今まで「MVP」と「技能賞」を受賞している。対戦相手の小平の素晴らしい頑張りが翼の能力を引き立てた事も受賞の要因の一つ。陸上部とジムの両立という最近の翼の頑張りを見てきた故の受賞でもある。
最終試合の「門司の貴乃花、輝」や「救命救急、熊井」らの戦いも受賞する程の素晴らしい試合だったが、他の出場者にも賞を渡したく、今回は我慢してもらう事にした。
その他にももっと賞があれば、あげたい出場者はたくさんいた。受賞の皆も対戦相手の頑張りがあってこその受賞だという事を理解してほしい。ボクシングは一人ではできない。今の自分にとって最高の相手(課題)があったからこそ自分が輝けたのだ。
僕は選手らに言う。「相手は敵じゃない。相手は自分に与えられた課題なんだ」って。その課題(相手)に感謝の思いを持ち、もしくは自分自身への「挑戦」として多くの努力を積み、勇気を持って挑んだ人ほど良い試合ができたのではないかと思う。         総評へつづく。